【コブスくんのモテ男道!】内科医に聞く。低体温は万病のもと?
体のだるさが取れない、太りやすい、風邪をひきやすい……。そんなとき、「低体温症では?」という言葉をよく耳にします。内科医で大阪府内科医会副会長・泉岡医院院長の泉岡利於(いずおか・としお)先生に、その真相と要因や改善法について伺いました。
■筋肉がついてなくて、ぽっこりお腹体型は要注意
――低体温症の定義はあるのでしょうか。
泉岡先生○○℃以下は低体温だという明確な定義はありません。20~30代の成人男女の正常な体温の目安は、36℃前後です。体温は、生まれたばかりの赤ちゃんは37℃程度あり、年齢とともに下がります。ですから、例えば35℃台なら低体温だとは、一概には言えません。
ただし、若い世代を中心に、低体温による弊害が叫ばれているという事実はあります。
また、家庭用の体温計は汗や室温の影響で低く表示されやすいので、気になったときは環境を整えてもう一度計り直しましょう。このとき、高く表示された方がより実際の体温に近いと考えてください。
――どうして低体温になるのでしょうか。
泉岡先生原因には運動不足、食事のバランスが悪い、無理なダイエットなどが挙げられます。
低体温の場合、正常な体質の人より基礎代謝が低い傾向にあります。