昨年は3.11の影響で、花見は自粛、隅田川の花火大会も1カ月遅れで実施されるなど各種イベントは沈滞ムードでした。しかし、今年は復興支援、復興祈願ということで各地で大きなイベントが用意されています。夜空に大輪の花を咲かせる花火大会はこれからまさにシーズンですが、最近の花火事情はどんな風になっているのでしょう。株式会社ホソヤエンタープライズ、代表取締役社長の細谷圭二さんにお話を伺いました。
取材に伺った細谷社長の会社はスゴイ会社です。細谷社長でなんと4代目!150年以上も花火に携わっているのです。江戸の花火というと、「玉屋ーっ!」、「鍵屋ーっ!」の掛け声でおなじみ、玉屋と鍵屋が有名ですが、細谷さんの所はその鍵屋さんに「玉」を納品していたという家。なんと、パリ万博にも花火を出展。
その当時のはんてんが大切に保管されています(!)。はんてんの胴周りにはfireworkの白文字が入っています。歴史の重みですね。
■花火大会は4.5日に1回ある!
――これからシーズンになると思うんですが、全国で花火大会ってどのくらいの数開催されているものですか?
細谷社長バブルの時で、当社が担当した大会は全国で100カ所ぐらいだったね。