【転職コブス君】内定をゲットできる証明写真を撮るためのポイント
清潔・知性的・意欲的に見える工夫を
「履歴書を送ったとき、どういった人がその履歴書をチェックしているのかはわかりませんよね。そのため、まずは万人に良い印象を与えられる写真を心がける必要があると思います。例えば、清潔・知性的・意欲的といったイメージの人に対して、悪い印象を抱く人はいません。証明写真では、この3点が大切なポイントとなるでしょう」(胡内さん)
とにかく服装の乱れは厳禁
――それでは、具体的にはどのような工夫が効果的なのでしょうか?
「当たり前のことですが、服装の乱れは怠惰・不潔といった要素につながりますので、注意しなくてはなりません。
本当にささいなことでも、静止画である写真に写してみると大きく印象を左右するケースもあります。
例えば、きちんとスーツを着用してネクタイを締めていても、上着のポケットに携帯電話を入れたまま撮影すると、襟元に乱れが出ます。たったこれだけのことでも、証明写真に仕上げると、かなりルーズな印象になるのです。そういった細かい点までチェックしてから撮影するべきでしょう。髪型なども、撮影直前に一度整えておくことが大切ですね」
コンセプトを意識した髪型やメイクが◎
――ほかにも、気をつけておきたいポイントはありますか?
「やはり、就職・転職となると、意欲的に見えるかどうかが重要なポイントだと思います。そのため、髪型やメイクに関しても、意欲的に見える工夫が必要です。女性ならアイラインをしっかりと入れることで、目力がアップして意欲的に見えます。派手なアイシャドウは避けた方が良いですが、少し光沢のあるアイシャドウは目の印象を強くするのでおすすめです。
また、顔色が悪いと不健康に見えますので、血色をよくするためにはチークを入れることも効果的ですね。
髪型では、額がほとんど隠れるようなスタイルは好ましくありません。額を見せることで、意欲的に見せることができるのです。意欲的に見える、というコンセプトを意識して、髪型やメイクを工夫すると良いでしょう」
撮影時は少しだけ笑顔で
――履歴書用の写真は、真顔のほうがいいのでしょうか。それとも、にっこり笑顔のほうが効果的ですか?
「どういった企業に写真を提出するのか、ということも大切だと思っています。少しおしゃれっぽさがあった方が良いのか、とにかくまじめに見えた方が良いのかなど、これはお客さまから聞かなくてはわかりません。そのため、撮影前のディスカッションは重要です。撮影する店舗を選ぶ際にも、できるだけ証明写真が得意なところを選ぶと、撮影前にしっかりと話を聞いてもらえるでしょう。
証明写真を得意としている店舗を見つけるのは難しいですが、サンプル写真の有無などが参考になると思います」
いつもの自分とかけ離れた姿で写真を撮るのは、少し恥ずかしいような気もします。しかし、「気合を入れて、写真を撮りました!」という印象を与えることができれば、相手はその写真から意欲を感じ取ってくれるはず。多少やり過ぎかな?と思うくらいがちょうど良いのかもしれませんね。就職・転職活動が難航しているという人は、もう一度証明写真を見直してみてはいかがでしょうか。
(OFFICE-SANGA 森川ほしの)