テレビ、DVDにスマートフォン……。映画を見ようと思えば、映画館以外でもいろんな手段でみることが可能です。NTTレゾナント株式会社が行ったアンケート調査(※)によると、「2011年の日本の映画興行収入は、対前年比で約2割の減少。直近1年以内に映画館で映画鑑賞をした人は5割弱」。直接映画館まで足を運ぶ人は減少傾向にあるようです。
※「映画館での映画鑑賞」についてのアンケート調査。対象者は全国の10代~70代の男女。有効回答者数3,189名。
●映画料金は1,000円が妥当!?
映画館離れが進んでいる理由の一つとして、映画料金の高さが指摘されています。同調査で料金設定について聞いたところ、料金が「1500円」になった場合、鑑賞回数が「増える」と答えた人は19.1%、「変わらない」が8割。一方、料金が「1000円」になると鑑賞回数が「増える」と答えた人は55.3%とようやく過半数となり、「変わらない」を上回る結果になりました。
映画館は、レンタルに比べて料金が高く時間の制約もありますが、大きなスクリーンを通しての臨場感や作品に集中できるといったメリットも。これらをひっくるめて、映画館の価値が1000円と考えられるのでしょう。