【コブスくんのモテ男道!】とりすぎに注意! 隠れ油が含まれる食べ物とは
「油」というと、調理に使う油やドレッシングなど、目で確認しやすい油をイメージしがちです。「実は、見た目では分からない隠れ油が含まれる食べ物がたくさんありますよ」と言うのは、糖尿病専門医の福田正博(ふくだ・まさひろ)先生。詳しいお話を伺いました。
■脂質は1日30~40グラム取る
まず、油について、福田先生はこう説明します。
「油脂は、原材料によって植物性の『油』と動物性『脂』があります。混乱しそうですが、区別してとらえてください。
油脂と脂質は同じ意味ですが、脂質とは三大栄養素(糖質、タンパク質、脂質)の一つで、主に肝臓で中性脂肪やコレステロールの合成に使われ、体の細胞膜やホルモンの成分になります。
脂質は体内で1グラムにつき9キロカロリーのエネルギーになり、ほかの栄養素である糖質(1グラムにつき4キロカロリー)やタンパク質(同)の2倍以上のカロリーになります。
1日に食べたカロリーが、消費したカロリーよりも多くなると、消費できずに余ったエネルギーは中性脂肪となって皮下や内臓周囲の脂肪細胞に蓄えられます。太る原因はここにあります」
では、どのくらいの脂質をとるといいのでしょうか。