【エンタメCOBS】本番に強くなるにはルーズになれ? 本番で実力を発揮する方法を聞いた!
勉強でも、仕事でも、プライベートでも。大事な「ここ一番」のときには、キチンと実力を発揮したいものですよね。そこで今回は、脳科学者の塩田久嗣先生に、本番に強くなる方法をお聞きしました。
■そもそも『本番に強い』ってどういうこと?
――本番がうまくいく時といかない時、脳の状態に違いはあるのですか?
「脳波を調べる実験では、良いパフォーマンスをあげている時というのは、集中力がぐっと高くなっている時であることが分かっています。集中している時とリラックスしている時、ONとOFFの切り替えが上手な人が、本番に強い人であると言えます。
集中している時は、脳内でノルアドレナリンやドーパミンなどの神経伝達物質が分泌されて、脳が活性状態になっています。その活性状態が適度に保たれていれば、集中できている良い状態。ですが、過度にノルアドレナリンやドーパミンが分泌され活性しすぎてしまうと良くありません。
脳に負荷がかかりすぎた、いわゆる、『緊張しすぎて頭が真っ白』という状態になります」
■一流の人には時間にルーズな人が多い!?
――では、適度な活性状態をキープするには?
「普段から、脳を適度な緊張状態に慣らしておくことです。