【エンタメCOBS】効果抜群!? あなたの祈りが神様に届く、神社での作法
(Aさん)
簡単なようですが、参拝者を観察していると、作法通りに手水を使っている人は案外少ない気がします。
■参拝の作法
――それではいよいよ、正式な参拝の方法をうかがってみましょう。神社の参拝方法は、「二拝・二拍手・一拝」と言われますが、具体的にはどのようにすればよいのでしょうか?
「神前に赴き、軽く会釈をします。その後一歩進み、深く二度おじぎをしてください。その次に手を合わせ、大きく二つ手を打ち、最後にもう一度、丁寧におじぎをします。その後、一歩退いてから軽く会釈をします」
――神前での拍手を「柏手」と言いますが、これは拍手と同じと考えてよいのでしょうか?
「『柏手』は、柏の葉のような形に手の指をそろえて打つことからきています。ですから、手を打つときには胸の前で指先をそろえましょう。そして右手を少し下にずらし、神様に感謝の気持ちを籠め、パンパンと音を立ててください。
その後、もう一度手をそろえ、祈りを捧げる。これが正しい『二拍手』の仕方です。ここまで読んで、『でも出雲大社の参拝作法は、二拝・四拍手・一拝だったはず?』と疑問に思う方もおられるかもしれません。実は出雲大社だけでなく、九州の宇佐八幡など、一部の神社は少し作法が違うのです。