(つまり、天の川の川幅は一番太いところで1.5万光年となりますね。)
■天の川を見るには
天の川は1年中見ることができますが、特にどの季節が一番きれいに見えるのでしょう。
地球や太陽系は銀河系の中心からおよそ3万光年離れたところに位置しており、その場所は地球から見ると、いて座の方向にあたります。
銀河系は中心部にもっとも星が集まっているため、天の川はいて座やその隣のさそり座の付近が最も明るく見え、中心方向とは反対側にあたるオリオン座の付近が最も暗く見えます。
いて座やさそり座は夏の夜空に見られる星座であるため、冬よりも夏の方が天の川の姿をハッキリと見ることができるというわけですね。
月明かり程度でも、天の川は見えにくくなってしまいますので、月が暗い夏の新月の日に、山などで観測すると、きれいな天の川を見られると思います。
■まとめ
今回は天の川の正体に迫ってみました。
天の川が、実は銀河系を内側から見た姿だったということをお分かりいただけたでしょうか。
地球からはぼんやりした光の帯のように見えるものが、実はその1つ1つが太陽と同じような無数の恒星の集まりだと考えると、あらためてその壮大な数と規模に驚かされますね。