【雑学キング!】オシャレのためだけじゃない! サングラスを日常的に使ったほうがいい理由
金環日食のとき、太陽を見るために、色つきのメガネが販売されていましたよね。太陽を直接見ない場合も、眼球を可視光線や紫外線から守るのは大切なこと。オシャレをしつつサングラスで目を保護してはどうでしょうか?清澤眼科医院・院長の清澤源弘先生に、サングラスを日常的に使ったほうが良い理由を教えてもらいました。
■濃すぎるサングラスはかえって逆効果
――お肌のシミや皮膚がんの原因になると言われている紫外線ですが、目の健康にもよくないのでしょうか?
「紫外線を眼球で過度に受けると、短期的にはスキーのときによくなる雪眼炎、中期的には白目の一部が黄色く濁る瞼裂斑(けんれつはん)、長期的には翼状片や白内障を引き起こすと言われています」(清澤先生)
――サングラスで目を保護すると、病気を予防できるのでしょうか?
「大切なのは、眼球を紫外線から保護すること。スキーなどでまぶしいときは別ですが、通常の生活において眼球を紫外線から保護するためには、逆に、濃い色のサングラスをかけるのはおすすめできません。
なぜなら、色つきのメガネをかけると、目は夜だと錯覚して、瞳孔がより開かれた状態になるからです。そして、瞳孔が開かれると、それだけ眼球が紫外線を受けやすくなってしまいます。