【エンタメCOBS】銀河系の中心にあるトンデモナイものとは?
銀河系の中心は地球から見ると、いて座の方向にあたります。
それでは、その中心部分に近づいていきましょう。
銀河系は、先ほどもご説明したとおり、渦巻きの円盤状をしています。
中心部分に近づくほど、その厚みを増していき、中心から7,000光年ぐらいまでの範囲の膨らんだ部分を「バルジ」と呼んでいます。
銀河系全体を見渡すと、いろいろな年代に誕生した星がありますが、このバルジ付近に限ってみれば、新しい星は少なく、どちらかと言えば、銀河系誕生当時からの古い星が多く存在します。
星は時間がたつにつれてその表面温度が下がっていくため、見た目の色も、青白色から白色・黄色・オレンジ色・赤色へと変化していきます。
そのため、このバルジにある星たちは、黄色やオレンジ色のものが目立ちます。
今度は、さらに中心部に目を向けていきましょう。
銀河系の中心核には一体何があるのでしょうか…。X線や赤外線などを使った最新の観測によると、なんと銀河系を始めとする多くの銀河の中心には、あらゆるものを吸い込んでしまう巨大な「ブラックホール」が存在するのではないかと考えられています。
銀河系の中心に存在するとされているのは、太陽の質量の数百万倍もあるとされる「超大質量ブラックホール」