くらし情報『【エンタメCOBS】宇宙のスピードを感じてみよう!』

【エンタメCOBS】宇宙のスピードを感じてみよう!

月の引力の影響により、地球では潮の満ち引きが起こりますが、地球の自転周期は「潮汐摩擦(ちょうせきまさつ)」と呼ばれる、この潮の満ち引きをもとにした海水と海底との摩擦の影響により、少しずつ長くなっています。

具体的に地球の自転周期がどれほど長くなっているのかと言うと、100年間でおよそ1~2ミリ秒(1000分の1~2秒)であるとされています。

ちなみに、地球が誕生したころの自転周期は5時間ほどであったと考えられています。

■ 時には短くなることも…

一方で、2011年3月に起きた東日本大震災の影響により、地球の自転周期が短くなったとされる研究発表もあります。

NASAの地球物理学者リチャード・グロス博士によると、東日本大震災の影響で地殻が動き、地球内部の質量分布が変化するとともに、地軸がわずかにズレたことで、地球の自転周期、つまり1日の長さが1.6マイクロ秒(1000万分の16秒)だけ短くなった可能性があるそうです。

なお、同様の現象は、2004年のスマトラ島沖地震や2010年の南米チリ地震など、過去の大地震でも同様に見られたとされています。

このように、地球の自転周期は一定ではなく、さまざまな要因で常に変化しているわけです。

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