【COBCOB世論調査】適当にすませた夏休みの自由研究のテーマ
調査期間:2012/7/27~2012/8/1
アンケート対象:マイナビニュース会員
有効回答数 1,000件(ウェブログイン式)
情けない自由研究をつくったことがあると答えた回答者は1,000人中128人と、なんと全体の13%。10人に1人が夏休みにバツの悪い気持ちで自由研究を提出した経験をもつことになります。ラップの芯に色を塗ったものを「カラフル望遠鏡」と称して提出したことがある筆者としては、予想以上の仲間の多さに安心。それではどんな自由研究をみなさんが作ったか紹介していきましょう。
■追いつめられたときの最終手段
・「アリの目の前に砂糖と塩をおいて、どっちにいくかを見ていただけ」(31歳/女性)
・「家の前に砂糖をおいて、どれくらいアリが集まるか研究した。お母さんに気持ち悪いからやめて、と怒られた」(26歳/女性)
・「友達と一緒に、氷が何分で溶けるかだけを調べて済ませたことがある」(27歳/女性)
・「朝顔に水をやらないと、何日で枯れてしまうかを観察した」(26歳/女性)
・「ハムの腐り方を観察した」(29歳/女性)
家の外に出れば列をつくっているアリ。その身近な存在は、適当に研究対象を探したい小学生の標的になりやすいようです。しかし、朝顔の育成日記をつける自由研究はよくありますが、逆に水をやらないで観察することを研究のテーマにするなんて……。恐ろしい小学生です
■頭をからっぽにし、書き写すのみ
・「たまたま家にあった音楽家の本を、『音楽家研究』として書き写した」(25歳/女性)
・「時間がなかったので、図鑑に載っている太陽の一生をまる写しした」(25歳/女性)
・「絵本を写すだけのものを提出してしまった」(28歳/女性)
これはいけませんね。自由研究は自力でやりましょう!おそらく、先生が見抜いたと思いますが……。■手抜き工作の数々
・「家庭科のアイデア自由工作で、ハンガーにキッチンペーパーをぶらさげただけのものをつくった」(22歳/男性)
・「時間がなく焦り過ぎて、お金の入れ口がない貯金箱をつくってしまった」(24歳/男性)
・「直径5センチ長さ25センチくらいの木材を黒く塗り、目・口・尾ひれを描きくわえて『クジラ』と名付けた。手抜きがばれ、先生からのひんしゅくを買ってしまった」(56歳/男性)
・「紙でつくった1mくらいのはりぼてを墨で塗り、クジラの工作にした」(52歳/男性)
なぜか手抜き工作の対象にされてしまっているクジラ。
クジラもいい迷惑だと思います。しかし、お金の入れ口がない貯金箱は、「もしかしたら深い意味があるのかも」と先生の頭を悩ませたことでしょう。
■完成度が……
・「苦し紛れにつくったアイデア貯金箱の完成度の低さに提出するのもはばかられて、通学途中に踏んづけて壊れたことにしようとした。結局、壊したものを提出した」(37歳/男性)
・「めんどうくさかったので、パンツに蛙の絵を描いた」(24歳/男性)
対象的な二人のエピソード。一方は巨匠並みのプライドを持ち、一方はさすがに適当すぎな気がします……。巨匠の貯金箱は、壊す衝動も含めて、「芸術」なのかもしれませんね。
追いつめられたときの子どもの発想力はあなどれないことがわかった今回のアンケート。振り返ると情けなく思いつつも、子ども時代がゆえに笑えてしまうところがありますよね。
もし、自分が親になったら、子どもに恥をかかせないため、早めに研究をするように注意しようと思いました!
(黒木貴啓+プレスラボ)