【エンタメCOBS】生理前の眠気の理由とは?
生理前になると眠くなる理由はまだ解明されていないのだけど、現在のところ「黄体ホルモン」が原因と考えられているよう。
まだまだ未解明な領域にビューティ&ダイエット編集部が独自目線で踏み込んできちゃいました!
この黄体ホルモンは、睡眠の促進や抑制にかかわる「睡眠中枢」に作用すると言われています。
ではなぜ、生理前に眠くなるかと言うと…
生理周期が28日である女性の場合、生理開始日から約2週間は体温の低い「低温期」が続き、その後、次の生理が始まるまでの約2週間は、体温の高い「高温期」が続くというサイクルを繰り返します。
排卵は、低温期から高温期へ移行する境目の日を目安に起きることが多く、女性の身体は、排卵が起こると黄体ホルモンの分泌量が増加し、受精卵が着床しやすいように子宮の内膜を厚くふかふかの状態にし、妊娠の準備をします。
このときに妊娠が成立すると黄体ホルモンはそのまま分泌を続け、妊娠が成立しなかったときは黄体ホルモンの分泌量が減少し、子宮内膜がはがれ落ちて月経となります。
つまり黄体ホルモンの分泌量が多くなるのは、排卵して妊娠する可能性が高くなる時期か、または妊娠中の場合と言うこと。
妊娠中は安静が必要であるため、休息を与える目的で黄体ホルモンの分泌により睡眠中枢を刺激、眠気が促進されるのではないかという説が有力なのだそう。
また別の説によると…
通常、日中の身体は活動的に動けるよう交感神経が優位になり、体温を上げます。それに対し夜は、身体を休めるよう副交感神経が優位になり、体温を下げます。
でも黄体ホルモンの分泌量が多くなると、夜でも交感神経が優位になって体温が下がりにくくなってしまうのです。
すると身体を休める副交感神経の働きが低下、熟睡しづらくなってしまうため、十分な睡眠がとれずに日中の眠気が強くなってしまうと言われています。
生理前の眠気に個人差はありますが、健康な女性なら誰にでも起こる生理現象のため、これといった対処法はありません。
ビューティ&ダイエットの人気コーナー「MOONチェック」では、次回の生理予定日を知ることができます。生理前の眠気の症状が強く出るコは、この時期に無理なスケジュールを組まないようにするなど、工夫してみてくださいね!
(ビューティ&ダイエット編集部)