ユーロ危機のひきがねとなったギリシャの経済危機ですが、みなさんはギリシャについてどんなことを知っていますか。歴史で必ず出てくるのは古代ギリシャが民主(都市)国家であったこと、偉大な哲学者を輩出したことなどでしょう。
ギリシャについてのコネタをご紹介します。
■ギリシャの通貨
ユーロ危機でのっぴきならない事態に陥っているギリシャですが、ユーロ以前の独自通貨は「ドラクマ」でした。これは古代ギリシャでも使われていた通貨単位だったのですが、ギリシャがローマ領になり、時代を経るに従って途絶しました。
復活したのは1868年。経済の不安定な国にありがちなことですが、またこの通貨がインフレを起こしやすい通貨で、「0がいくつつくんだ!」みたいな事態に陥りやすかったのです。
0がずらっと並ぶため、近年には隣国トルコの人が「あはは、何ドラクマだかわらないよ」などと笑っていたそうですが、トルコだって最近まではハイパーインフレ通貨トルコリラに悩まされていたのです(2005年に100万トルコリラを新1トルコリラにしたりしている)。
ギリシャがユーロ離脱するのでは……という観測が今もやまず、その危機は「ドラクマゲドン」