そのため日本人が訪れても美味しくギリシャ料理を食べられます。特にタコ、イカ、貝類を好んで食べるのが日本人にはウレシイところです。ギリシャ料理の特徴はオリーブオイル。
オリーブは古代からギリシャの特産品で、料理にもオリーブオイルは欠かせません。現在のギリシャ人は世界一トマトを消費する国民です。1年間に1人あたり100kgのトマトを食べます(ソースに入ったものなどを含みます)。
ちなみに日本人は年間10kgでギリシャ人の1/10。いかにギリシャ人がトマトを食べているかわかりますね。
代表的な料理を挙げてみましょう。
●ムサカは、ひき肉をいためたものをトマトペーストで煮込んでぶどうの葉で包んだものです。ぶどうの葉で包む代わりに、スライスしたじゃがいも、なすなどを用いて層状に重ねたりもします。
●タラモサラタは最近日本でもメジャーになってきました。塩漬けした魚卵をほぐし、オリーブオイルを掛け回してマッシュポテトを練り込んでレモンを搾ります。前菜料理ですがお酒のつまみにも最適です。日本でタラモというとタラコが用いられる(代用する)ことが多いですが、本家ギリシャではコイ、ボラなどの魚卵を使います。