【コブスくんのモテ男道!】柔道整復師に聞く。指をポキポキ鳴らすのはOK?
頭を傾けると首のあたりからゴキッと音が鳴る、指の関節を押さえるポキッと鳴る……、整体などの施術を受けるときにたまにそういう音が鳴り、自分でその動作をする人もいます。なぜそのような音が鳴るのでしょうか。
柔道整復師、鍼灸(しんきゅう)師で太子橋鍼灸整骨院院長の丸尾啓輔(まるお・けいすけ)先生に、詳しいお話をうかがいました。
■ポキポキと音が鳴っても凝りは改善しない
――首や手首、指や股関節をひねるとポキポキと鳴る音の正体は何なのでしょうか。
丸尾先生音の正体やメカニズムはまだはっきりと解明されているわけではありませんが、「関節にある潤滑液が移動したときに発生する気泡の破裂音」という説が有力です。
ヒトの関節は、スムーズに動くように潤滑液の役割をする体液で包まれています。潤滑液は動きに従っていつもはスムーズに動きますが、関節に圧力がかかると気泡が発生し、骨や皮膚と共鳴してポキポキッとなると言われています。
関節は、何らかの圧力を与えない限り、自然な状態ではある一定のところまでしか曲がりません。
ですが、圧力をかけてそれ以上に曲げたとき、つまり、自然な可動域を超えたときに、ポキッという音が鳴るわけです。