くらし情報『【雑学キング!】美白コスメを使っているのに、なぜシミが濃くなるの?』

【雑学キング!】美白コスメを使っているのに、なぜシミが濃くなるの?

【雑学キング!】美白コスメを使っているのに、なぜシミが濃くなるの?
美白コスメを使い始めて1週間から1カ月くらいの間に、逆にシミが濃くなったと感じる人は6~7割もいるという。それで「美白コスメって効かないじゃない!」と、あきらめて美白コスメを使わなくなる人も……。

■シミのない部分から効くため、シミが濃くなったように見える
一般的にシミと呼ばれるものは、老人性色素斑がほとんど。“老人性”と何とも嫌な名前だが、早い人では25歳くらいから出始める。30歳以上のほとんど人が、大なり小なりシミを持っているのだ。

紫外線などの影響でメラノサイト(表皮のいちばん下の基底層にある色素細胞)は活性化し、メラニンを産生する。通常メラニンは、新陳代謝によって垢(あか)となり排出される。しかし、加齢に伴って新陳代謝の働きが鈍ると、メラニンの生成が排出を上回り、シミとなってたまってしまう。
こうなると、メラニン生成を抑制させようとする美白剤の作用が効くまでに、時間がかかってしまうというわけだ。

また、シミのない部分のメラノサイトの活性は、シミの部分よりさほど高くはない。そのため、顔全体に美白コスメを塗ると、まずメラノサイトの活性が低い部分から効いていく。その色の対比により、逆にシミが濃くなったように感じる人もいるようだ。

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