【エンタメCOBS】ネタ採用者に聞く、「明石家サンタ」と電話で話すための秘訣とは?
■心をこめて、わかりやすくネタを書こう!
――明石家サンタに応募するには、どのようにすればいいのでしょうか?
「今年はまだわかりませんが、毎年ハガキでの応募か、放送当日に指定の電話番号にかけるしかありません。電話は非常につながりにくいので、事前にハガキを出したほうがいいと思います」
――ハガキの書き方など、コツはありますか?
「私の場合、話のオチとなることを一番上に目立つように書きました。カラフルにペンを使ったりしましたね。それから、不幸話を簡潔にまとめましたので、それがスタッフさんの目についたのかもしれません。
あとは、ほかの番組の投稿でも使う手なのですが、スタッフさんへのねぎらいの言葉も必ず添えています。
演者さんのファンはたくさん投稿してくるので、さんまさんや八木さんのファンです!と書いても目立たないでしょうね」
ネタを選考するのはスタッフさんなので、そこでいいなと思ってもらえることが重要とのこと。ねぎらいの言葉は下のほうにさりげなく書く程度がいいそうです。
■採用された者だけが知っているウラ話
――ネタが採用されるのは、いつわかるのですか?
「放送日の数日前に、スタッフさんから電話がかかってきました。この時点では、あくまで候補であって、採用されるわけではないといわれました。生放送だから、何本紹介できるかわからないからだと思います。
まず、ネタについて確認され、どういう話なのか説明を求められます。それについて、スタッフさんからオチはこれだから、こういう流れでお話ししましょうとアドバイスをもらいました」
――それって、ネタの内容をいじるってことですか?
「そういうわけではありません。どうしても素人が投稿するネタですから、そのまま話しても視聴者に伝わりにくくなるんでしょうね。
それをわかりやすく、おもしろく伝えるにはどうすればいいか、話の流れを組み立ててくれるんです。内容をこう変えてくれといわれたことは一切ありません」
なるほど。いつもおもしろい話ばかりなのは、スタッフさんのアドバイスのおかげでもあるのですね。ちなみに、どのようなネタを投稿したのか質問したのですが、動画投稿サイトにアップされてしまうこともあり、個人を特定されることがあるためNGとのこと。残念!
ちなみに、Aさんはハガキの書き方をお友達に教えたところ、その方も候補に挙がったとか。残念ながら採用には至りませんでしたが、効果のある方法といえそうです。
■さんまさんと電話で話せるドキドキの瞬間!
――どのようなネタが採用されるのでしょうか?
「私も1回しか採用されたことがないので、詳しいことはわかりません。ただ、いままで投稿したネタを振り返ると、本当の不幸話は採用されなかったですね。
本人にとっては深刻でも、他人が聞いたら笑えるようなネタとかがいいのかもしれません」
――もし、明石家サンタから電話がかかってきたら、どのようにふるまえばいいですか?
「私の場合、緊張すると思ったので、ネタをメモしておきました。まるで台本ですね(笑)。実際にとても緊張しましたし、頭が真っ白になりました。失礼ながら、特にさんまさんのファンというわけではないのですが、それでも手が震えましたよ。
無理に笑いをとろうとしなくても、おもしろいネタなら合格になると思うので、普通にすればいいのではないでしょうか。ただ、誰かのボケや、さんまさんのツボに入るようなおもしろい返し方とか、その年のブームみたいなものがあるので、それはマネしてもいいと思います」
――Aさんは豪華賞品をゲットしたとのことですが、何かコツはありますか?
「まずは合格しないとダメですよね。それから数字パネルを選ぶわけですが、狙っていた数字を先にとられてしまうこともあるので、こればかりは運としかいえません」
――賞品はいつ届くのですか?
「毎年同じなのか、賞品によって異なるのかわかりませんが、私の場合は約1カ月後に届きました。その前にスタッフさんから連絡をもらって、住所などを確認し、それから数日後に発送してくれたようです。
スタッフさんからの手紙が入っていて、番組に対する好感度も上がりましたね」
さんまさんの軽快なトークや、笑ってしまう不幸話はもちろん、スタッフさんたちの努力があるからこそ、20年以上続いているのですね。今年はいいことがなかったと思う方は、その不幸を笑いに昇華させてみては?うまくいけばさんまさんと話せる上に、賞品もゲットできますよ。私も今年こそはハガキを出してみようと思います!
(OFFICE-SANGA 丸部りぃ)