【コブスくんの使えそうな仕事術】何をやるかではなく、「自分」に問いかける。新しいキャリアの仕込み方
転職回数が多いというだけで、飽きっぽい、仕事が長続きしない人というイメージを持たれることがあります。でも、最初の就職先で「天職」に就く人はそれほど多くないはず。自分が満足できるような職業に就きたいなら、今、何をすればいいのでしょうか。現役のビジネスマン(35歳にして、大学卒業後4社目!)でもあり、「キャリアの仕込み方」の著者でもある広岡一実さんに、ポジティブに働くためのヒントをおうかがいしました。
■キャリアシートの中の「自分」
――広岡さんが著書のタイトルにも使われている「キャリアを仕込む」というのは、具体的にどういうことをするのでしょうか?
「転職経験のある人なら、職務経歴書(キャリアシート)というものを書いたことがあると思います。僕は転職活動のときに書いた職務経歴書の中にいた自分が、思い描いていた自分と違っていることに違和感を覚えました。
実は、その『理想の自分』と『現在の自分』とのギャップを埋めていくことがキャリア形成なのです。自分のためだから、やる気にもなるし、ポジティブに考えることもできます。
『キャリアを仕込む』という行動の本質は、『何をやるか』ではなく、『どれだけ自分が好きなのか』ということを問われているのです」