【雑学キング!】失恋にキク薬がある!? 漢方は「気」をコントロールする
以前に比べれば、かなり一般にも浸透した感のある「漢方」。なのですが、まだまだ理解されていない部分もあります。そのひとつが、よく「目に見えない生命の根源的なエネルギー」などと説明される気でしょう。一体、気とは何ぞや?そこで今回は、漢方に造詣の深いドラッグストア勤務のYさんと、皆さんの関心も高いだろう恋愛をテーマに、気というものを考えてみました。
■エネルギーは「目に見えない」のが当たり前
――結局、気が目に見えないからわかりづらいんですよね。
「でも、それは当たり前ですよ。エネルギーなんですから。太陽光や水(力)を利用した発電でも、太陽や水は見えますけど、それらから生じたエネルギー自体は当然目に見えません。
それと、心身にとってのエネルギーを『ごはんじゃないの?』という方もいますが……」(Yさん)
――それは違いますよね。だって「ごはん」と「人間」の関係は、例えていうなら「燃料」と「自動車」ですから。単に燃料を入れたって……。
「動きませんよ。動くには動くための、人間で言えば生命活動を行うためのプロセスを経て、燃料をエネルギーに変えなくては」
人間も飲食物から、気というエネルギーを生み出さなきゃ、生きていけません。