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【コブスくんの使えそうな仕事術】断りベタなあなたに! 大学でも教えている、簡単スグ効く断りテクニック

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【コブスくんの使えそうな仕事術】断りベタなあなたに! 大学でも教えている、簡単スグ効く断りテクニック
次々と仕事がまわってきて、もういやだぁ!なんて経験、一度はあるのでは?断るのって難しいですよね。上司だったら、これからの関係まで意識してしまうでしょう。その気持ち、よくわかります。僕は普段芸人として活動していますが、縦社会の厳しさは半端ではありません。先輩からの誘いは、とにかく2つ返事。断るなんて選択肢は存在すらしていません。嫌なものは嫌と、相手との関係を壊さず言えたら最高ですよね。実は、そんな方法ないとあきらめている、断りベタなザ・日本人におくる断り方があるんです。


■感情を出さずにキッパリ断る!?

結論からいきますと、まゆ毛をあげて、やや高い声で「嫌です」という。それだけ。

つまるところ、嫌だという情報だけを伝えて、「嫌だなぁ」という感情は伝えないということなんですね。この断り方は、僕の出身校である東京学芸大学で教えている、インプロのテクニックの一つなんです。僕の師匠である東京学芸大学准教授・高尾先生は、著作のなかでこう語ります。

「まゆ毛を下げて重い声でネガティブに言うのではなく、まゆ毛を上げて高い声で。もしネガティブに『イヤ』と言われると、次に提案するのがほんとうにいやになってきますが、かわいらしく『イヤッ』と言われると、『それはやりたくない』という情報だけを得ることができて、ネガティブな感情は受け取らなくてすむので、次の提案がしやすくなります」
(『インプロする組織』190ページより)

いや、そんな簡単なことで解決できたらこんなに悩んでねぇんだよ!と、しかめっ面をしているそこのあなた!

最初、僕もそう思っていました。けど、試してみたら効果絶大。
どこかに僕の気持ちを共有できる人はいないかなぁ?そういえば、最も近くにいました!インプロを学んで、現在芸人として活動している秋田崇宏さんにお話をうかがってみました。彼は僕らの組むお笑いトリオ「プラスガンマ」のメンバーです。

■明るく断ればすべてがうまくいく!?

――断れないことで悩んだ経験はある?

「芸人の縦社会は本当に厳しくて、次の日どれだけ朝早くから仕事が入っていたとしても、飲みの誘いは断れないんですよ。だから結局睡眠時間を削るしかなくて、結局本業のライブに支障をきたすようになりました」

――わかるわかる!その感じ。一時期、寝られなさすぎて、クマがすごいときもあったもんね。

「そう!だからといって、先輩の誘いを断るわけにはいかないし、かといってライブにでないわけにはいかないし、どうしよう!?とりあえず眠りたいって時期が続きました。睡眠不足で、普段ずっとイライラ。結局、先輩との飲みの席でもイライラしちゃって、印象が悪いし、意味無いし、すごく悪循環でしたね」

――周りに相談はした?

「もちろんしましたけど、断ればいいじゃんみたいなことしか返ってこないんですよね。
それができたら苦労しねぇよ!て感じで、このままなら、芸人を辞めるしかないのかなと思っていました。

そんなとき、たまたまこの考え方に出会いました。これを試してみたら、うそみたいに断れるようになったんです。すまなそうに断ると、"すまないって思うんだったら断るなよ!"となりがちですよね。だからこそ、むしろ堂々と、けど明るく断ることが大事だということに気づきました。一度こっちが断っても、また誘っていただくことも増えましたね」

――なるほど。じゃあ取材も終わったことだし、明日ライブあるけど、打ち上げ行こうか?

「イヤッ!(笑)」

この方法は、まだまだ知られてないからこそやる価値があります。ぜひ一度、まずは仲の良い友人から挑戦してみてはいかがでしょうか?

参考文献:「インプロする組織」予定調和を超え、日常をゆさぶる著者:高尾隆・中原淳(三省堂)

秋田崇宏
芸人。
野村真之介、辻響平との三人で結成されたお笑いトリオ、『プラスガンマ』として活躍中。東京学芸大学表現コミュニケーション専攻卒業。現在は新宿や中野などでのお笑いライブ主催・出演の他に、大学のキャリア教育の授業のゲストティーチャー、子供向けのお笑いワークショップなど、お笑いを通して社会に向けたより広い活動を展開している。
http://ameblo.jp/plusgumma/

(OFFICE-SANGA 野村真之介)
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