【エンタメCOBS】最近の学校給食ってどうなっているの?
というものを大切に考えておりますので。
――なるほど。食器を通して物を大切にする心を学べるわけですね。大事なことです。食器は磁器が多いとのことですが、中身となる給食については、どうなっているのでしょうか?
まず、東京都の区内の給食は自校製、つまり学校内で作られているものが主流になっています。以前は給食センターで作られたものを配送したりしてましたが、やはり時間などの問題もあって区内では少なくなっていますね。
――そうなんですね。自分たちの学校内で作ることの良い点とはどんなことですか?
まずは学校独自のオリジナリティーを出すことができる点ですね。
メニューごとにテーマを決めて作られていたり、地場産の食材を使った給食を出したり、学校ごとで本当にいろいろな給食が出されています。
――それは食べる側の児童や生徒にとってもいいことですね。「今日の給食はこういう理由でこの献立なのか」といった感じで、食べながら学べるんですね。
そうなんです。そのあたりも「食育」ですよね。
――なるほど。でも昔はそういったテーマなどはなかったように思えるのですが……。
昔もそういった指導はあったのですが、学校教育の一環として食育が法律で明確に位置づけられたのはつい最近なんです。