2012年12月21日 15:15
【雑学キング!】そのフケ、実は皮膚の病気かも!? 簡単にできる6つの対策
若い頃からフケ症でも、加齢に伴い減っていくだろう……。そう思っていたのに、中高年になるほどフケがひどくなる人がいる。毎日ゴシゴシ洗髪しても、減るどころか逆にフケは増えるばかり。乾いたフケというよりも、脂っぽいフケが頭皮や髪にたまりがちになっている状態。髪をかけ上げるだけで大量に落ちてしまうため、シャンプーをしていないように思われているかもしれいない。
■フケ症ではなく、皮膚の病気かも
頭皮を見るとあきらかに赤いのに、さほど強いかゆみがないので放ってしまっている人もいるだろう。また、眉毛や鼻の周辺、耳の後ろ、脇の下、胸の谷間など、皮脂分泌の多いところも、皮膚がフケのようにポロポロとはがれ落ちることもあるのだ。
フケとは、頭皮からはがれた角質細胞が皮脂と混ざり合い、ウロコ状の白い老廃物となったもの。
これが増えて目立つとフケ症となる。
しかし、今回の症状は単なるフケ症ではなく、脂漏性皮膚炎が考えられる。これは皮膚の常在菌の一種であるマラセチアというカビが関与している病気。マラセチア菌は誰の皮膚にもいる常在菌であり、普通の状態であれば皮膚炎を引き起こすことはない。
だが、何らかの原因で通常より菌が増えると、皮脂中の成分がカビに分解されることでできた物質が皮膚を刺激し、脂漏性皮膚炎になってしまう。