くらし情報『【エンタメCOBS】弁護士に聞く 交通事故に遭ってしまった時に』

【エンタメCOBS】弁護士に聞く 交通事故に遭ってしまった時に

――そうですね。警察に連絡して、現場検証が終わったら、保険会社とのやりとりになるでしょうね。保険会社から「この金額で」みたいな提示がされると思いますが……。

篠田弁護士その提示内容が問題です。本来、裁判所が認める金額が正しいはずですよね。裁判所では、こういった事故のケースは「過失は何対何」で「金額はこのくらい」という類例からの基準が決まっているんです。

――えっ、金額の決まりがあるんですか?

篠田弁護士ええ。でも、保険会社が最初に提示してくる金額は、100%といっていいほどその基準よりもはるかに低い金額です。


――100%ですか。

篠田弁護士裁判所が認める基準の金額以上を出してきた保険会社を見たことは皆無に等しいです。そりゃ保険会社だって支払いたくないでしょうからね。でも、被害者の方からすると、本来もらえるべき正当な金額をもらえない(そもそも低いことに気づいていない)のは困りますよね。――それは知ってないと交渉できないですね。

篠田弁護士治療を継続するかどうかの判断も気をつけないといけません。治療がまだ必要なのに「治療終了の通知」を受けた場合、これに反対しないといけません。

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