【エンタメCOBS】意外と知らない法律の「へー」な話
法律はそっけない文章で難しく書かれていますが、そのバックボーンは人間の生活を成立させるためにあります。調べてみると「えっこんな理由で成立してるの?」なんて話が結構あるものです。ほんの触りですがご紹介しましょう。
■20年占有したら自分の土地に!
自分に所有権のない土地でも、そこを(誰にも文句を言われることなく)20年連続して占有した場合、その土地の所有権は占有者の物になるという法律があるのをご存じでしょうか?これは民法162条にその規定があります。いわゆる「20年規定」というものです。例えば、あなたが誰のものかわからない空き地に家を建てたとします。で、誰からも文句の出ることなく住み続けて20年たったとします。するとその土地の所有権はあなたのものになるのです。
聞くとなんだか不公平なように思うかもしれませんが、これはいつまでも訴訟が続くような事態を避けるためにあります。もしこういった規定がないと「100年前の3代前の曽祖父の時代にはここはうちの土地だった、出て行け!」みたいな訴訟がどんどん起こせることになってしまいます。
■御成敗式目にも同じ規定がある!
この現代の「20年規定」