【エンタメCOBS】世界の朝食、朝から何キロカロリー?
■トルコ1,080kcal
●トルコパン
●ジャム
●オムレツ
●白チーズ
●オリーブ
●トマトとキュウリのサラダ
●砂糖たっぷりのチャイ(お茶)
●オレンジジュース
トルコ料理は世界三大料理の1つに数えられていますが、朝ごはんも一風変わっています。特徴は白チーズとオリーブ、それにチャイです。トルコで愛されている白チーズは日本で市販されているチーズとは全く違います。一種、豆腐のようなざらっとした食感と野趣あふれる味が特徴です。
■アメリカ1,122kcal
●半熟目玉焼き
●カリカリのベーコン
●ハッシュポテト
●トースト2枚
●オレンジジュース
●コーヒー
アメリカのダイナーで朝ごはんを食べた人ならわかると思いますが、最もポピュラーなのはtwo eggs any styleというやつ。
卵2つをお好みの料理スタイルでというものです。オムレツか、目玉焼き(サニーサイドアップかターンオーバー)かゆで卵か。付け合わせはベーコンかソーセージかハムか。いろいろ指定できますが、これはもともとイギリスの朝食からきたものです。
■ドイツ731kcal
●黒パン
●ハム
●チーズ
●ゆで卵
●オレンジジュース
●コーヒー
ドイツの朝ごはんの特徴はたっぷりのハムとチーズ、それにゆで卵です。パンはずっしりと重い黒パンがいいですね。ドイツの少し酸味のあるパンは美味しいですよ。このドイツのような固めのパンは日本ではなかなかありません(日本はパンは柔らかな国として世界的に有名です)。
■フランス255kcal
●コーヒー38kcal
●タルティーヌ218kcal
フランスというと、クロワッサンとカフェオレなのかなと思いきや、現代のおフランスはそうではないようです。タルティーヌというのは、ジャムや『ヌテラ』(Nutella:イタリア語でヘーゼルナッツのペーストをチョコレート風味に仕立てたもの)などを塗り、カロリーを高めたトーストです。糖分をとって頭を起こそうということなのでしょうか。この代わりにシリアルという人もいるようで、またヨーグルトが付くこともあるそうです。
■中国713kcal
●油条豆汁
北京の昔ながらの朝ご飯。おわんにいれた豆汁の上に油条が載っています。「油条」というのは小麦粉に水を加えて練り、高温で揚げたものです。日本語に訳せないので「棒揚げパン」などと呼ばれるものです。
中国は多民族国家なので、都市によって地方によって朝ごはんがずいぶん違うようですが、首都北京ではこの「油条豆汁」が長い間愛されてきたそうです。
中国の食を解き明かした勝見洋一氏の名著『中国料理の迷宮』には北京の食に対する非常に興味深い記述にあふれています。ぜひ読んでみてください。
■カンボジア742kcal
●豚肉飯(バーイ・サッチュル)
カンボジアの名物料理です。バーイは「ご飯」、サッチュルは「豚肉」の意味です。下味をつけて炭火で焼いた豚肉をご飯の上にかけたものです。横にはピクルス状の漬物が付きます。簡単に言うと焼き肉丼みたいなものですが、炭火で焼く豚肉がとても美味しいのです。
町中の食堂、屋台で食べられています。
■日本472kcal
●ご飯
●みそ汁
●めざし
●お新香
●納豆
●お茶
日本の伝統的朝ごはんと言えばこんな感じではないでしょうか。ちなみに、みそ汁は豆腐とわかめのみそ汁で計算しました。めざしは1匹です。他国の朝ご飯と比べると、日本はカロリーが低いことがわかります。ちなみに粗食に思える中国の油条豆汁は、油条が500kcal以上もあって、そこでカロリーを稼いでいます。昔ながらの知恵なんですね。
朝ごはんのカロリー比べはいかがでしたでしょうか。
朝ごはんをきちんと食べる人の方が長生きする、なんてことも言われます。朝からしっかり食べましょう!
(高橋モータース@dcp)