2013年1月20日 13:00
【雑学キング!】水星から分かる宇宙 ~水星に水が見つかった~
水星は、その名前に「水」と入っているものの、太陽からもっとも近い惑星であり、昔はその灼熱(しゃくねつ)の気温のために、水は存在しないと考えられていました。
しかし、最近の調査によって、水星という名のとおり、水が存在することが分かってきました。
今回は、そんな水星に関する最新の調査結果についてご紹介したいと思います。
■水星ってどんな星?
太陽にもっとも近いところを周回する太陽系第一惑星「水星」。
大きさは、太陽系惑星の中でもっとも小さく、その直径は約4,880kmで地球の40%以下。
これは、木星の周りを回っている衛星「ガニメデ」や、同じく土星の衛星「タイタン」よりも小さいことになります。
さらに、質量も太陽系惑星の中でもっとも軽く、地球の5%ちょっとしかありません。
けれども、その約7割が鉄やニッケルなどからできている、いわば「金属の塊のような惑星」です。
また、太陽の周りを約3カ月(88日)で一周することから、地球上から見ると速く移動しているように感じます。
そのため、ローマ神話に登場する神々の中でも、翼の付いた靴を履き、俊足として名高い神「メルクリウス(Mercurius)」