肌がかゆくなって、いつもポリポリ、かゆい部分に手がいってしまうことが悩み、という人。子供のころは、そんなことは無かったのに、就職してからそういった肌のかゆみが気になり始めたのだとか。
アトピー性皮膚炎の人は、疲れがたまったりストレスを感じたりすると、その症状もひどくなることがあるようですが、アトピー性皮膚炎ではない人でも、肌がカサカサになったりかゆくなったりと、頻繁に気になってしまうようになることがあります。
お肌の大敵は、やはりストレス。社会人になるとさまざまな問題に直面したり、我慢することも増えたりと、楽しいことばかりではない毎日が待っています。
皮膚には保湿の機能とバリアの機能があり、柔らかい肌を維持できるように水分を保ち、外からの異物侵入を防ぐことができるような仕組みになっています。
ですが、精神的なストレスがかかることによって、皮膚を守るためのバリア機能が低下し、その結果、肌が乾燥した状態になってしまう、という実験結果の報告もあります。
ストレスがかかっている時には、かゆみを起こすヒスタミンの分泌量も増え、さらにいつもストレスにさいなまれている人は、カサカサになりかいてしまった傷の回復も遅くなるため、かゆみにまつわる悩みが多くなる可能性が大きいのです。