【エンタメCOBS】不動産屋さんってノルマってあるの?
――不動産業界って販売のノルマみたいなのはあるのでしょうか?
ノルマというのはうちの会社ではないのですが、ほかの仲介会社さんで、「販売の委任をどれだけ取るか」というノルマがあるところがあります。
――オーナーさんから物件をどれだけ任せてもらえるか、ってことですよね?
そうですね。そういった委任をどれだけ持ってくるかノルマが課せられているところがあります。
――売上金額のノルマはありますか?
もちろんあります。売り上げや契約本数ですね。ノルマという厳しいくくりではありませんが、目標として金額を設定している会社も多いですね。まぁ会社員なので当然といえば当然のことなのですが……(笑)。
――そういったノルマや目標は単純に売上金額だったりするのですか?
私の会社の場合は、利益ですね。どれだけの値段で買って、どれだけの値段で売れたか、です。もちろん、単純に売上金額をノルマや目標にしているところもあります。
――もし利業利益が足りない場合だと、なんとか大きな金額の物件を売って一発逆転!なんてことも?
あります(笑)。また、不動産の場合、回収するまでに時間がかかるので、キャッシュフローをちゃんと考えて動かないとえらいことになります。
――もしノルマに届かなかった場合、どうなりますか?
一応サラリーマンなので叱責されたりはしますが、大きなペナルティーを受けることはあまりないでしょう。もちろん、度が過ぎれば会社から何らかのお達しがありますけど。ノルマ制のところでも、達成できなければ給料カットとか即解雇などはないと思いますよ。
――ノルマ達成でお給料アップとかはないのですか?
私の場合は固定給なのでそういったものはないです。なので基本的には達成しても上がりもせず、達成できなくても下がりもせず、ですね。ただ、中には歩合制の会社もあるので、成績が悪いとお給料が少ない……といったケースもあるそうです。
――なるほど。不動産の世界でも、そこまでハードなノルマや目標はないんですね。そうですね。一般の営業職とほぼ同じだと思ってもらえるといいです。ただ、扱っているモノの額が額なので、目標金額とかもウン千万とかウン億円なんですね。
慣れると大丈夫なんですが、当初は金銭感覚がおかしくなりそうでしたよ(笑)。
――それは普通の仕事をしていると分からない感覚ですね。
大きな金額が動く不動産業界なので、ノルマとかいろいろ厳しいのかと思っていましたが、そこまでではないようです。「なんだか他業種より厳しそう……」と思っていたので意外でしたね。
(貫井康徳@dcp)