「文豪」といえば皆さん誰を思い浮かべるでしょうか。文豪というと、小説家の中でも風格と実績を併せ持つ一部の人がそう呼ばれますね。今回は、文豪にまつわる面白いエピソードをまとめてみました。
■えっ? スパイだったの?
イギリスの作家、サマセット・モームといえば『人間の絆』『月と六ペンス』などの作品で知られています。このサマセット・モームは、実はイギリスの対外情報機関に所属し、諜報部員として活動していたことがあったのです。
イギリスのスパイといえば、ジェームズ・ボンドが有名ですが、もちろんこれは架空の存在。文豪がスパイもやっていたなんて、まさに「事実は小説よりも奇なり」です。
■豪快に飲食、豪快に遊んで、執筆も絶好調!
オノレ・ド・バルザックは、サマセット・モームに「天才と呼ぶにふさわしい」と称賛されたフランスの文豪です。
が、ちょっとエキセントリックな人でもありました。まず名前に「ド」と入っていますが、これは貴族っぽく見せるための自称です。
バルザックはとにかく大食いでした。ご馳走をたらふく食べるのが大好きな人で、その一方、執筆中はとにかくコーヒーをがぶがぶ飲みました。晩年に失明しますが、その原因は糖尿病ではないかと推測されています。