【エンタメCOBS】春になっても治らない、ツライ手荒れの正体は?
春になったら治ると思ったのに、なかなかよくならない手荒れ。ガサガサ、ひび割れ、水泡など、手荒れのタイプは異なれど、よくなったと思ったら、また繰り返す・・・この症状、特に女性に多いようなのです。
この、治りづらい手荒れについて、美肌についての著書も多い、「私のクリニック目白」の平田雅子先生に聞きました。
以下、平田雅子先生
主婦や美容師など、毎日水仕事をする人にみられる強い手荒れを「主婦湿疹(しっしん)(しゅふしっしん)」といいます。
主婦湿疹(しっしん)は、手以外には症状がみられないことから「手湿疹(しっしん)」とも呼ばれています。
人間の皮膚は、皮脂腺から分泌される天然の保湿クリームである「皮脂」が、外からの刺激や乾燥から肌を守ってくれています。
ところが、手のひらには皮脂腺がなく、もともと乾燥しやすい状態なのです。
それなのに、ひんぱんに水仕事をしていると、皮膚を保護する皮脂がなくなって保護機能が弱まり、手荒れを起こしてしまうのです。
主婦湿疹(しっしん)は大きく分けて、「乾燥型」と「湿潤型」の2つのタイプがありますが、実際は両方が混合していることがほとんどです。
まず、乾燥型は皮膚がカサカサして、ひどくなるとひび割れが生じたり、指紋が消える、皮膚が硬くなるなどの症状がみられます。