【買い物】20代の77.9%がファッションアイテムの購入にセールを利用
COBS ONLINEの会員に対して、2009年7月28日から8月3日にかけて「2009年夏のセールに関してのアンケート」を実施した(N=1,008)。今回は、「今年の夏のセールで何か買い物をしたか」という質問に「はい」と回答した507名(50.2%)の回答をまとめた。
■セールでの購入は「計画派」が42.9%
「夏のセールでいくら使ったか」という問いに対して、一番多かった回答は「1万円未満」の25.5%だった。次いで「1~2万円未満」21.9%、「3~5万円未満」19.0%となり、平均額は2万4,952円だった。また、使った最高金額は20万円で時計や家電製品の購入をした人だった(図1)。
また、「夏のセールでの購入は計画的な買い物か」を聞いたところ、「品物も予算も計画通り」との回答が42.9%と一番多く、セールでも計画的に購入している人が多いことが分かった。しかし一方で「品物も予算も計算外の衝動買い」という人も25.5%おり、回答が分かれる結果となった(図2)。
「夏のセールで何を購入したか」を聞いたところ(複数回答)、「洋服」が54.8%と過半数を占めた。
また、「ファッション小物(靴、バックなど)」30.7%、「アクセサリー・時計」8.1%と続き、服飾関連の購入が合計で93.6%となり、セールでの購入は服飾関連に集中していることが分かった(図3)。
なお、男女別で「夏のセールで何を購入したか」を比較したところ、服飾関連以外の「デジタルアイテム」、「家電製品」において、男性の方が12.7ポイント購入率が高くなった(図3)。
■20代の77.9%がファッションアイテムの購入にセールを利用
「買い物をするのはセールのときとそれ以外のときでどちらが多いか」をファッションアイテム(洋服、バック、靴、アクセサリーなど)と家電・デジタル製品についてそれぞれ聞いた。
「ファッションアイテム(洋服、バック、靴、アクセサリーなど)」については、約半分の49.6%が「セールのときの方が多い」と回答したが、「(セールと通常時で)同じくらい購入する」という人も28.3%おり、合わせて77.9%がセールを利用している結果となった(図5)。また、「セールでは買わない」という人はわずか0.1%しかいなかった。一方「家電・デジタル製品」については、「通常のときの方が多い」が一番多く31.2%、次いで「(セールと通常時で)同じくらい購入する」29.6%となった。また、「セールでは買わない」という人も16.4%おり、ファッションアイテムとは異なった傾向が見えた(図6)。
最後に、今までのセールでの買い物にまつわる失敗談を聞いた。
「買った後にもっと安い店や商品を見つけた」、「勢いで買ってしまったが必要なかった」という内容が目立った。
- セールという言葉に惑わされて、本当にディテールもこだわって買いたかったものを妥協して購入。やはり、大事にせず、すぐに他の人にあげたりした。(女性/25才/年収:200~300万円未満)
- 冒険心で買った洋服が恥ずかしくて着られない。(女性/26才/年収:400~500万円未満)
- 安さにつられて衝動買いしたものの、家に帰って冷静に考えてみると、そこまで良い品物でもなかったこと。(女性/23才/年収:200万円未満)
- 安さだけに惹かれ買った家電があるが、すぐに壊れて高い有名ブランド品を買い直し、最初から高い物を買っておけば良かったと思ったことがある。(男性/29才以上/年収:300~400万円未満)
- とても安かったので勢いで購入したら、服のサイズが微妙できつかったことがあります。(女性/26才/年収:200万円未満)
- 確かに安かったが、同じような洋服をたくさん買ってしまった。(男性/29才以上/年収:200~300万円未満)
- セールで服を買っても着ないまま終わることが多い。(男性/24才/年収:200~300万円未満)
- 安いと思って買ったら、セール後にもっと安くなっていた。(男性/29才以上/年収:300~400万円未満)
- 2点買うと安くなる、という売り文句の時にムリヤリ2点買ってしまったが、1点でもよかった。(女性/26才/年収:200~300万円未満)
- 福袋を5袋買ったが着れるものは数点しかなかった。(男性/29才以上/年収:500万円以上)
COBS ONLINE会員アンケート「2009年夏のセールに関してのアンケート」より抜粋
(期間:2009年7月28日~8月3日、全体回答者1,008名のうち「今年の夏のセールで買い物をした」に「はい」と回答した507名)
完全版(画像などあり)を見る