くらし情報『泣き顔と真冬のスプリングコート』

2020年4月14日 19:00

泣き顔と真冬のスプリングコート

わたしは、天気予報を見たことがない。

もちろん、テレビで映るのをぼんやりと遠くから眺めていたことはあるし、読み上げてくれる女性に「かわいいオネエサンだなあ」と見惚れたことは何度もあった。
だけど、自分から進んで天気を確かめたり調べたことはない。

目次

・どうしても着たい服
・そのコートとの出会い
・スーツのボタン
・憧れと離れて、「わたし」になった


それはきっと、まぶしく晴れていようと、うっすらと雲ががっていようと。もしも、ボタボタと雨粒が空から落ちていたとしても、特にわたしには関わりがないからなんだろう。

車には乗らないし、布団やクッションの類は、自宅にいるときにしか干さない。別に、どんな天気であっても、わたしは一向に構わないのだ。
なにより、わたしは、天気で気分を左右されたりしない。

そしてそれは、ファッションにしても同じことだった。
暑かろうが寒かろうが、いつだってわたしは着たいものを着る。もしも扉を開いて雨粒が顔にかかったら、傘をさして出かける。それだけの話なのだ。

■どうしても着たい服

そんな調子なので、いつも人から

「どうして、そんなに薄着なの!」
「雨の日に、なんて靴を履いてるの!」

などとばかり言われている。

だって、今日がこんなに冷えるだなんて。まさか夜からは雨が降るだなんて。

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