くらし情報『原作と映像は別腹。2024年3月に映像化される作品3選【TheBookNook #18】』

原作と映像は別腹。2024年3月に映像化される作品3選【TheBookNook #18】

この作品こそ映像で、より輝く作品だとも思えます。映画のなかでこの“家”がどのように実体化されるのか楽しみで仕方ありません……。

3.綾辻行人『十角館の殺人』(3月22日 Hulu独占配信)

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たった一行で、物語の全てがひっくり返される小説……でおなじみの本作品。なんとデビュー作というから驚きです。

この小説を分かりやすく一言で説明すると、“映像化不可能”。でもそれこそが、この物語の持ち味であり最大の魅力でもあるのです。活字のみで語られる“小説”だからこそ長く愛されてきたベストセラー。絶対に、絶対に映像化は不可能だと思っていたのですが……、なんとドラマ化されるとのこと。
正直意味が分からないです。著者の綾辻行人さんもドラマ化を受け、「どうやって映像化するの? できるの?」とコメントされています。

この作品は発行された当時ですらシチュエーションも古臭いなどと言われていましたが、数多のミステリー小説を経た今でも“やっぱりこういうのが好きなんだよなあ”と何度も繰り返し此処に騙されにきたくなるのです。

いわば呪い、いや、ミステリーの教科書のような一冊。もし未読の方は、ぜひドラマを観る前に原作を読んで映像化の“不可能さ”をその目でたしかめてみてください。

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