100冊読むより1冊を100回読みたいから、手作りブックカバーで本を守るんです【TheBookNook<番外編>】
読書するというと電子書籍で済ませてしまうひとが増えているなか、八木さんは紙の本による読書体験を自らも楽しんでいることはもとより、ブックカバーもたくさんもっておられるのだとか。
ブックカバーって、ひとつかふたつぐらいもっていれば十分なのではないか……。そんな疑問を抱えつつ、八木さんならではの“本”との向き合い方を伺いました。
■「ブックカバーを手作りする」という楽しみ
八木さんにとって、ブックカバーを手作りすることは楽しい趣味のひとつ。市販のブックカバーで気に入ったものがあれば購入することもあるけれど、自分でイチから手作りしたものも全部で10個ぐらいあるそうです。
ブックカバーを作るための材料は、近所の手芸屋さんでカタログを見せてもらってお目当ての生地を取り寄せたり、普段から気に入った生地をストックしておいたり。デザインは、他の作家さんの作品を参考にすることもありますが、生地そのものからインスピレーションを得て、生地の柄に合わせて刺繍をすることも。
ブックカバーは一枚の布で簡単に作ることもできますが、八木さんは二枚の布を重ねてミシンで縫い合わせるちょっと手間のかかる仕様で仕立てています。