■ミニマムリッチという在り方
「ミニマムリッチ」という言葉を聞いたことはありますか?
ミニマムリッチとは、長い時間と手間をかけ、ものとの関係を大事に育てていこうという考え方。
本当に満足できる人生のヒントは、大切なものだけを慈しみ、メンテナンスして使う、丁寧な姿勢にあります。
どんどんものを捨て、極限まで持ち物を削る「ミニマリスト」とは、言葉は少し似ているかもしれませんが、意味合いは異なります。
もちろん、ものを減らすことはとても大切なことですが、果たして「とにかく捨てる」ことがいいと言い切れるのでしょうか?
どんどん捨ててしまうことによって、どうしても捨てられないもの、大切にいつまでも愛し抜きたいものとの貴重な関係まで、断ち切ることになりかねません。
多くのものを次から次へと捨ててしまうことに抵抗を感じている方たちは、きっと、ものと一緒に暮らしてきた尊い歴史を捨てることができない、と感じているのだと思います。
では、ミニマムリッチという在り方を通じて、上質なものと生きていくと、人生はどう変化していくのでしょうか。生き方はどう変わっていくのでしょうか。
ミニマムリッチについて説いた本『本当に必要なものはすべて「小さなバッグ」