■私が出会った「黒い服しか着ない」3人の女性
「黒い服しか着ない」人、あなたの周りにいないだろうか。私が人生で出会った「黒い服しか着ない」女性は3人いる。
ひとり目は、嫁ぎ先が京都の老舗で、着ている服で親戚やご近所からあれこれ噂されたくない、子供の学校行事でも目立ちたくない、存在感を出したくない、という理由から「黒しか着ないと決めているの」と言う友人。
ふたり目はデザイン関係の仕事をしている古くからの友人。仕事で色をたくさん扱うため、自分の服に色があると疲れる、そして何より黒が1番おしゃれだと思うから、という人。
3人目は仕事で知り合った美しい女性。なぜ黒しか着ないのか? その理由をまだ聞けずにいるが、いつ会っても見事にコートも靴もバッグも黒。
彼女たちを見ていてわかったのは、「黒は美しい人をより美しく見せる色である」ということだった。
■なぜ彼女たちは黒い服しか着ないのか
黒い服しか着ない、と決めている女性の理由は十人十色だろう。だが、そこには「強いポリシーと自分の美学があって、自分の意志で選び抜いて黒を着ている」ケースがひとつ。
もうひとつ、「汚れが気にならないし、組み合わせを考えなくても済むし、安い服でもそれなりに見えるから」