『ベイビー・ドライバー』であなたもベイビーにメロメロに!- 古川ケイの「映画は、微笑む。」#19
◼︎スリル満点!『ベイビー・ドライバー』のストーリーは?
天才的なドライビング・テクニックを持つベイビー。
彼は幼いころの交通事故の影響により、耳鳴りが止まらない。けれど、音楽を聴いているときだけは耳鳴りを忘れることができ、ドライビング技術にも磨きがかかるのだった。
しかし、そんな一流ドライバーのベイビーは、強盗一味の逃がし屋として活動していた。
とあるきっかけにより、大物犯罪者のドクに大損をさせてしまった彼は、その借りを返すため、強盗組織のドライバーを務める羽目になったのだった。だが、ベイビーは早く借りを返して、犯罪から手を洗いたいと思っていた。
いよいよ借りを返すまであと一歩。これが最後という覚悟で、ベイビーはドクの次なる計画に加担する。
犯行一味で、凶暴な犯罪者のバッツが不意に邪魔者を撃ったりと誤算はあったものの、なんとか最後の仕事をやり遂げたベイビー。晴れて自由の身となった彼は、ピザ配達の仕事を始める。
行きつけのダイナーでウェイトレスのデボラとも出会い、互いに惹かれ合うふたり。しかし、デボラの存在をドクに知られ、ベイビーは新たな仕事への参加を強制されてしまう。
ドクのもとで新たな犯行の準備を進めるベイビーだったが、またしても凶悪な犯罪者のバッツが一味に参加していたことから、計画段階から歯車が狂い始める。