『ベイビー・ドライバー』であなたもベイビーにメロメロに!- 古川ケイの「映画は、微笑む。」#19
ミュージシャンとしても才能を発揮し、2015年にはレコード会社とも契約し、DJアンソロの名でデビューシングル「To Life」もリリースするなど多才な人物です。
そんなアンセルが本作で演じる主人公・ベイビー。笑顔がかわいいベイビーフェイスの持ち主でありながら、ハンドルを握ると、華麗なドライビングテクニックを発揮するというギャップがたまらない魅力を放っています。
普段はストリートファッションに身を包むベイビーが、ヒロイン・デボラとのデートにジャケットを着て迎えにきてくれるシーンでは、思わずキュンとしてしまう人も多いはず。
◼︎ベイビー以外も見逃せない!脇を固める豪華俳優陣に注目
『ベイビー・ドライバー』では、脇を固める豪華な俳優陣も見逃せません。
ベイビーを犯罪の世界へと連れ込んだ張本人で、大物犯罪者のドク役には、ケヴィン・スペイシー。
1995年、デイヴィッド・フィンチャー監督作『セブン』のサイコパス役で注目を集め、同年ブライアン・シンガー監督の『ユージュアル・サスペクツ』で助演男優賞に輝いたケヴィン。
その後も『評決のとき』、『L.A.コンフィデンシャル』、『交渉人』など次々に代表作を生み出し、1999年『アメリカン・ビューティー』でついにアカデミー主演男優賞を受賞すると、映画プロデューサーとしても活躍の場を広げました。