「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」が今夏より全国3都市を巡回。東京展は10月から
「ゴッホ展巡りゆく日本の夢」を8月26日より北海道立近代美術館、10月24日より東京都美術館、1月20日より京都国立近代美術館にて開催します。
今回、新たに出展が決定した《画家としての自画像》は、パリ滞在中の最後期に描かれた作品であり、12年ぶり2度目の来日となります。
同時期に描かれた一連の自画像のなかでもひときわ大きく、かつ入念に仕上げられている作品です。細かな筆触で覆われた青色の上着や、原色が連なるパレットの描写には、彼がこの街で獲得した色彩表現が遺憾なく発揮されています。
フィンセント・ファン・ゴッホ《寝室》1888年、油彩・カンヴァス、ファン・ゴッホ美術館(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)蔵©Van Gogh Museum, Amsterdam (Vincent van Gogh Foundation)
■展覧会の見どころ
本展では、「ファン・ゴッホのジャポニスム」、「日本人のファン・ゴッホ巡礼」の二部に分けて構成し、ファン・ゴッホと日本との相互関係にスポットをあてます。
第一部:ファン・ゴッホのジャポニスム
《タラスコンの乗合馬車》、《雪景色》など4つの日本初公開作品を含むファン・ゴッホ作品約40点と、ファン・ゴッホが影響を受けた浮世絵など約50点を同時に展示。