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『監獄のお姫さま』第2話あらすじ - 私たち、女子刑務所で出会いました

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『監獄のお姫さま』第1話のレビュー・あらすじ

■『監獄のお姫さま』第2話あらすじ(ネタバレあり)


板橋吾郎(伊勢谷友介)をアジトに拘束した馬場カヨ(小泉今日子)、大門洋子(坂井真紀)、足立明美(森下愛子)、勝田千夏(菅野美穂)、若井ふたば(満島ひかり)。

彼女たちには共通点があった。それは「刑務所」にいたということ。受刑者として、刑務官として。

2011年秋。そんな彼女たちが過ごしていた刑務所での生活が描かれる。

夫への殺人未遂事件で「自立と再生の女子刑務所」に収監された馬場カヨ。彼女が入った雑居房には明美、洋子のほか、小島悠里(猫背椿)、リン(ステファニー・エイ)がいた。


また、刑務所には脱税の罪で収監されていた千夏の姿も。カヨはカリスマ経済アナリストであった千夏を尊敬していた。

運良く千夏と話すことができ、意気投合したように見えたが、その後カヨを待ち構えていたのは同室の受刑者たちからの嫌がらせだった。

■『監獄のお姫さま』第2話感想 - ムショで描く女性たちのわちゃわちゃ感


受刑者が刑務所に収監されてからの流れ、1日の生活について描かれる。

「自立と再生の女子刑務所」は“意識高い系ムショ”とされ、なんともポップな描写。これまで他の作品で見てきたような、従来の刑務所とは異なり、会話をしても良い食事の時間帯のノリは学校に近いものがある。食事のたびに流れる朝ごはんの歌も、ちょっとかわいらしい……。

さて、同時に現在、2017年12月24日も描かれる。
拉致されて、拘束されっ放しの板橋。カヨから刑務所での話、カヨが夫を刺した理由などが語られる形だ。

子どもを産み、小学校に上がってから職場に復帰したカヨは、家事育児もこなしながら、仕事でもよい結果を出す。それに息苦しさを感じた夫が浮気をしたのが表向きの理由。

夫は仕事人としても家庭人としても優位に立ちたかったから、わざわざ職場の人間から浮気の事実がカヨの耳に入るようにした……。そんなカヨに板橋は夫、男性としての視点から話し出す。

家事も育児も仕事も出来る女を妻にすると、夫のほうは浮気をする、というテンプレはやはり存在するものなのか。板橋は「キャパの違いでしょ」と言い放つ。
キャパの小さい男を選んじゃった奥さんが悪いよ、と。もう何が正しくて間違っているのか分からないし、何も正しくない気がしてくる。

刑務所内は自身が写った写真の持ち込みは不可だという。しかし、カヨは子どもと写っていた写真をこっそりと持ち込む。嫌がらせでそれを隠される。カヨはふたばに問う。なぜ自分が写っている写真を持ち込んではいけないのか――。

答えは、写真の中の自分には戻れないから。
戻れないと受け入れることが反省、戻りたいと思うのが後悔。カヨは後悔はしているけれど、反省はできていないということである。

それにしてもサンタ姿のまま、拘束されている板橋の姿が色っぽすぎて困るな……と思っていたら、案の定、カヨたちから着替えてくれないかというクレームが入っていたのはさすがである。

「どういう格好でどういう仕草でどういう声で女がずきゅんとなるか……大正解よ!」(by明美)というセリフに共感せずにはいられない。

そして、刑務所内にいる女優さんたちがすっぴんに近いメイクなわけだけど、菅野美穂さんの男前さが光る。初回も私服のパンツスタイルがカッコよかったけれど、パリッシャキッとしている満島ひかりさんとは異なるカッコよさがあるなあ、と見惚れる。

雑なのか緻密なのかわからない誘拐劇。次回は、「爆笑ヨーグルト姫」が収監されてくる。
復讐劇のきっかけとは一体。



https://twitter.com/pripri_TBS/status/922797490658689024

■『監獄のお姫さま』作品概要


女子刑務所の中で生きる、罪を犯した5人の女たち、罪を憎むひとりの女性刑務官――女たちによる群像劇。器用とは言えない人間たちの切なさや悲しさを、時に笑えて、時に泣ける物語として、脚本家・宮藤官九郎が描く。

「人はなぜ生きるのか」「幸せとはなにか」「人と人との絆とはなにか」。そんな普遍的なテーマを面白く、明るく、そして深く問いかける、これまでにない「クライムエンターテインメント」に仕上がった作品。

第2話10月24日(火)夜10:00〜放送分

■『監獄のお姫さま』キャスト


小泉今日子
満島ひかり
坂井真紀
森下愛子
菅野美穂
伊勢谷友介
夏帆
塚本高史
猫背椿
乙葉
神尾楓珠
池田成志

ほか

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