夫の言葉が胸を打つ『コウノドリ』第2話――「ふたりで育てるんだよ。3人の人生だよ」
子宮頚部腺がんは、一般的な子宮頸がんに比べて「検診で早期発見につながりにくい」「卵巣転移の頻度が高い、など蔓延形式が異なる」「放射線治療の効果が小さい」という3つの特徴がある。佐和子のように子宮の全摘出を迫られるケースも多い。
子宮頸がんを予防するワクチンについては、さまざまな意見がある。
副作用を心配する声も大きく、13歳での初回接種率は1%以下にとどまっており、厚生労働省はウェブサイトに「実際に予防接種を受ける際は、ワクチンの有効性とリスクを十分に理解した上で、受けるかどうかご判断ください」と記している。
一方、ワクチンと副作用の因果関係は証明されておらず、WHO(世界保健機構)はワクチン接種の再開を提言している。
子宮頸がんワクチンについて、ドラマの中では接種を推進すべきだという四宮と、副作用を心配する声に共感する小松(吉田羊)の両方の考えが取り上げられていた。バランスの良い処理の仕方だと思う。
■しっかりしろよ、ナオト・インティライミ!
自分の命を差し出してでも子を守りたい。
自分の手で子を育てていきたい。しかし、そんな母の決意が壊れていくこともある。産後のストレスによるものだ。