『コウノドリ』第4話~自然分娩じゃないと良い母親になれないって本当ですか?
綾野剛主演の金曜ドラマ『コウノドリ』第2シリーズ。産科を舞台に、新しく生まれる命をめぐる人間模様が描かれる。
先週放送された第4話は、「トーラック(帝王切開後の自然分娩)」がテーマだった。
■トーラックを全否定しない『コウノドリ』
第二子妊娠中の秋野蓮(安めぐみ)は、次こそ自然分娩で産みたいと強く希望していた。娘の美奈を愛せていないのではないかと不安に駆られていた蓮は、その原因が帝王切開で産んだことにあると信じ込んでいたのだ。
だが、トーラックの成功率は約7割で、子宮破裂が起きる危険性もある。
サクラ(綾野剛)は蓮に帝王切開を薦めるが、それでもなんとか蓮の希望をかなえたいと考えていた。一方、四宮(星野源)はサクラに強く反発する。
ペルソナ総合医療センターは慢性的な人手不足に苦しんでおり、緊急事態を招きかねないトーラックは避けるべきだと主張しているのだ。
たしかにトーラックにはリスクがあるが、『コウノドリ』では全否定しているわけではない。
実際、サクラは蓮の希望をかなえてトーラックを試みている。また、ゲスト出演していた木下優樹菜はトーラックの経験者だ。放送日の11月3日は、偶然にも彼女がトーラックで産んだ次女の誕生日だった。