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『監獄のお姫さま』第5話あらすじ - 母性ってなんだろう

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『監獄のお姫さま』第4話のレビュー・あらすじ

■『監獄のお姫様』第5話あらすじ(ネタバレあり)


2017年12月24日夜。誘拐された板橋吾郎(伊勢谷友介)の声明が動画サイトでアップされる。

「私は今おばさんに誘拐され、拘束されている。爆笑ヨーグルト姫事件の裁判のやり直し。それがおばさんの要求である」

2012年、女子刑務所。しのぶ(夏帆)が出産、刑務所に赤ちゃんを連れて戻ってくる。一方、カヨ(小泉今日子)は美容資格取得、洋子(坂井真紀)と明美(森下愛子)はしのぶの子どものため、ベビーシッターに興味を持つようになる。

所内で始まった勇介の子育て。
これまでにないケースに所長は戸惑い、女囚たちも初めての所内での子育てに奮闘するのだった。

■『監獄のお姫さま』第5話感想 - 塀の高いおうちで6人のお母さんに育てられました


「あーーっ、吾郎!来るのわかってたけどー!最低だっ!」

……などと思わず叫びたくなったエンディング。

しのぶは生後1週間の勇介と刑務所に戻ってくる。所長は乳児院に預けることを勧めるが、ふたばの後押しもあって、しのぶは所内で育てることを選ぶ。

母親は保育室を使って最長1年半、子どもと一緒に過ごすことができる。しのぶが工場で働いている間は経理工場の人間が交代で面倒を見る。

夜泣きがひどいときはベビーシッター志望のふたりがサポート。まさに所内全体で勇介を育てる。
しかし、やがてやってくる別れのとき。

そもそも、しのぶはなぜ身に覚えのない罪を負い、服役したのか。それは子どもを吾郎に渡さないため。子どもを守るためだった。

だから、1年半が経ち、勇介と離ればなれにならなくなったとしても、吾郎には絶対に渡したくない。そこでしのぶが頼ったのは、自分の母だった。

服役してから一度も面会に来ていなかった母。「絶対にあの男に渡さないで」そうしのぶは母に頼んだが、その約束は破られ、勇介は吾郎のもとへ行くことになってしまう(そして思わず叫ぶ)。


第5話のタイトルは「母性」だ。刑務所内で勇介を育てている間、女囚たちは母性に満ち溢れていた。しかし、しのぶの母は……?

しのぶは「親子だから。包み隠さず話せば、分かってくれるはず」という。しのぶの母は「娘を信じない母がどこにいますか」と答える。そして裏切られる。

母性とは。親子とは。
そして、今の勇介の母・晴海(乙葉)の母性はどうなのだろう、と気になる。

しのぶと別れるとき、勇介は大声で泣き叫ぶ。子どもがいない筆者が見ても思わず涙が溢れそうになるシーンだった。

お母さんのそばにいたいよね、お母さん、きっとがんばって迎えに行ってくれるよ……などと語りかけたくなる。

その瞬間、ラスボスのように現れる吾郎。あの瞬間、テレビの前の女性たちの憎しみを一身に受けていたに違いない板橋吾郎。

吾郎は回を追うごとに罪深くなっていくようだ。そして前回から召喚されている検事・長谷川(塚本高史)。
再審で有罪が無罪にひっくり返るような決定的証拠を引っ張り出すために呼ばれたらしいが、今のところ見せ場がない。

このあとどんな活躍を見せるのやら。というか現状、「良い男」がまったくいない!



https://twitter.com/pripri_TBS/status/930314786260230144

■『監獄のお姫さま』作品概要


女子刑務所の中で生きる、罪を犯した5人の女たち、罪を憎むひとりの女性刑務官――女たちによる群像劇。器用とは言えない人間たちの切なさや悲しさを、時に笑えて、時に泣ける物語として、脚本家・宮藤官九郎が描く。

「人はなぜ生きるのか」「幸せとはなにか」「人と人との絆とはなにか」。そんな普遍的なテーマを面白く、明るく、そして深く問いかける、これまでにない「クライムエンターテインメント」に仕上がった作品。

第5話11月14日(火)夜10:00〜放送分

■『監獄のお姫さま』キャスト


小泉今日子
満島ひかり
坂井真紀
森下愛子
菅野美穂
伊勢谷友介
夏帆
塚本高史
猫背椿
乙葉
神尾楓珠
池田成志

ほか

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