くらし情報『書道家「海老原露巌」の今日の一文字「無」』

書道家「海老原露巌」の今日の一文字「無」

■「無」をイメージしてみよう

目次

・「無」をイメージしてみよう
・「大唐三蔵」
・「四時無形」
・褚遂良(596~658)
・「無」と書いてみよう
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「無」という意味を考えると、とても含みがある文字です。

「"無"とはこうである」とは一言では言い尽くせません。

非常に宗教的な悟りの世界であります。辞書では「無」とは、否定を一般化した表現。対義語は「有」とあるので”物事が存在しない”ことも表します。

「無」を単に否定的な表現、ととらえるべきではないと感じています。

純粋無垢の「無」、すなわち、あなたが何かと出会ったときに、自分の概念で色付けするのではなく、そこにある本来の物というイメージも持つべきだと。

何もないのではなく、本来の色付けされていないあるべき姿。


あなたは「無」とはなんだと考えますか?

■「大唐三蔵」

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孫悟空の西遊記でおなじみ、三蔵法師はみなさんご存知の人物でしょう。

インドに渡り、17年間学んで仏法を唐に持ち帰りました。その偉業を称えるために、唐の皇帝、太宗が褚遂良に命じて書かせた「雁塔聖教序」の冒頭の文字です。

「偉大なる三蔵法師がインドより持ち帰った仏典の序文」という意味です。


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■「四時無形」

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「四時無形」とは、三蔵法師の持ち帰った仏典の一部で、ここでいう四時とは四季のこと。

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