世の中から小さな“嫌い”をなくしたい――シャンデリアアーティストが作品に込めた想い
私たちには“常識”があります。
それは、幼いころから環境や周囲の人たちと触れ合いながら暮らしていく中で身についたもの。人それぞれ少しずつ違った“常識”や“固定概念”を持ち、モノゴトの判断を委ねています。
しかし、大きく膨れ上がった固定概念は、ときに誰かを傷つけ、居場所を奪ってしまう可能性があります。みんなの「当たり前」が、誰かをこの世界の片隅に追いやってしまっているとしたら――。
そんな“固定概念”を壊すことで、見たこともないような世界を演出し、観客にドキドキとワクワクを届けてくれるのが、シャンデリアアーティストのキム・ソンへさん。
ぬいぐるみやおもちゃなどを用いて、既存のアイテムをコラージュする表現手法が特徴的で、木村カエラやきゃりーぱみゅぱみゅとのコラボレーションも行う、いま注目されるアーティストのひとりです。
DRESS1月大特集「強運をまとう」の表紙にも飾られていますが、『DRESS』をテーマに熊手をつくっていただきました。
今回は、キムさんが作品へ込めたある想いを、インタビューを通じてご紹介します。
■これが熊手⁉DRESSをテーマに作られた作品
キム・ソンへさんによって作られた『DRESS』をテーマにした熊手
――このたびはDRESSのために熊手を作っていただきまして、ありがとうございます。