くらし情報『”衝撃の40分”から目が離せない! 『デトロイト』が描く歴史に埋もれた戦慄の一夜 古川ケイの「映画は、微笑む。」#35』

2018年1月19日 17:00

”衝撃の40分”から目が離せない! 『デトロイト』が描く歴史に埋もれた戦慄の一夜 古川ケイの「映画は、微笑む。」#35

こうした非常事態に、ミシガン州は州警察と軍隊を投入。街には無数の兵士と戦車が行き交うようになる。

――そして、暴動発生から3日目の夜。

とある食料品店に民間警備員として雇われていたディスミュークス(ジョン・ボイエが)はバージニア・パークのそばにあるアルジェ・モーテルから”狙撃者による発砲”があったという騒動を聞きつけ、警察とともにモーテルにやってきた。

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真っ先にモーテルに突入したのは、デトロイト市警の白人警官クラウス(ウィル・ポールター)。

クラウスは、街で略奪を行っていた一般市民の黒人男性に発砲するなど、警察の規則に背く行為を行う、人種差別主義の危険人物だった。

実は、モーテルでの発砲は、黒人青年カールが窓際でオモチャの銃をならしただけ。つまり、たわいない悪ふざけだったのだが、警察の突入に慌てて階段を駆け下りたカールを、クラウスはためらうことなく背後から射殺する。
そして、クラウスはカールが倒れた現場にこっそりとナイフを起き、正当防衛を偽装するのだった。

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さらにクラウスの暴走は止まらず、モーテルに居合わせた若者たちを次々と拘束する。

音楽業界での成功を夢見る、デトロイト出身の黒人ボーカルグループ「ザ・ドラマティックス」

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