心にガツンと響くラップミュージック!『パティ・ケイク$』を要チェック 古川ケイの「映画は、微笑む。」#46
◼︎話題のラップミュージック映画が登場!
DRESS読者のみなさん、こんにちは。
今回みなさんにご紹介したいのは『パティ・ケイク$』というラップミュージック映画です。
本作は米サンダンス映画祭(※)で激しい争奪戦となりました。
監督のジェレミー・ジャスパーは、本作が初の長編監督作。
劇中音楽もすべてオリジナルで制作し、主人公・パティの魂の叫びをライムにのせて描きます。
(※)米サンダンス映画祭:アメリカで行われる自主制作映画を対象とした映画祭。数万人規模の客を招き、200本もの作品が上映される。
◼︎『パティ・ケイク$』のストーリー
ニュージャージーで暮らす23歳の女性、パティ(ダニエル・マクドナルド)は、いつか地元を出て憧れのラップの神様O-Zのようなヒップホップスターになることを夢見ていた。
だが、現実はお金もなければ、職もなく、その見た目から「ダンボ」と嘲笑されているパティ。
元ロック歌手だが今は飲んだくれの母親・バーブと、車椅子の祖母・ナナと3人で暮らしながら、内なる思いをラップの歌詞にしたためる日々を送っていた。
そんなパティの楽しみは、親友で音楽仲間のジェリ(シッダルダ・ダナンジェイ)