『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』ハッピーエンドさえ凌ぐラスト85秒を見逃すな 古川ケイの「映画は、微笑む。」#49
◼︎気鋭の監督の最新作は、ディズニー・ワールドそばの安モーテルが舞台
今回みなさんにご紹介したいのは、『フロリダ・プロジェクト真夏の魔法』。
全編iPhoneで撮影した『タンジェリン』(2015)がサンダンス映画祭でプレミア上映され話題を呼んだショーン・ベイカー監督の最新作です。
この物語の舞台は、「世界で最もマジカルな場所」と呼ばれる”ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート”のあるオーランドのすぐ外側。高速道路に沿って並ぶ安モーテルです。
住まいを確保できないアメリカの人たちにとって、安モーテルは最後の避難所。そんな「隠れホームレス」の約4割が家族連れで、週ごとに賃貸契約を結び、家賃を必死に捻出しているのです。
本作の主人公は、そんな安モーテルでその日暮らしの生活を送っている6歳のムーニーと若い母親ヘイリー。
ふたりを待ち受ける、胸が張り裂けるほどに切なく、愛おしいクライマックスは必見です!
https://twitter.com/FP_movie0512/status/994147845358764032
◼︎『フロリダ・プロジェクト真夏の魔法』のストーリー
大好きなママのヘイリー(ブリア・ヴィネイト)