■生まれ持ったキャラ、というのがある
今でも鮮明に思い出す幼稚園のときの記憶があります。お遊戯会の「白雪姫」の配役を決めることになりました。
おそらく女子全員の頭に「ひょっとして私がお姫様?」という妄想がよぎったと思います。お姫様に選ばれたのは、まつげが長く目がくりっとした、クラスで一番愛らしい顔立ちの「オガタカオルちゃん」という女の子。誰もが認めるお姫様でした。
そして、「白雪姫に毒りんごを食べさせる恐ろしい老婆役」。誰がどう考えてもこれは、身長がずば抜けて高くがっちり体型、色が浅黒く老け顔だった私の役どころでした。
周囲の無言の圧を感じておずおずと手をあげたこの頃から、自分自身のセルフイメージが作られ始めた気がしてなりません。
何が言いたいかというと、人にはそれぞれ生まれ持ったキャラ=個性があるということです。
お姫様キャラになれたことは一度もなかったけれど、なれないものは仕方がありません。その代わりにクールで大人な存在感のオーラを放つ女性を目指そう。
中年女になった今でも自分の個性のありようは、当時と少しも変わっていない気がします。
■ファッションではキャラかぶりしていいの?
例えば合コン。